大学院の中間発表会がzoomでありました。
私の研究科では研究の中間発表会のことを
RM(Reflection Meeting)と呼んでいます。
M1前期に続き2度目のRMです。
前期の様子はこちら↓
★RM(Reflection Meeting)
教職大学院の院生は実習校(勤務校)で
・関心のある教育課題 や
・勤務先や実習先での課題 の
課題解決に向けた教育実践を行います。
その過程を「研究」としています。
その成果を発表する場がRMとなります。
★抄録作成
発表に先立って「抄録」を提出します。
A4・1枚に研究の要点をまとめたもので
いわば修士論文の見出しと言えます。
これをまとめるのが非常に難しいのです。
言いたいことは沢山あるのにスペースがなく
拙書で伝えるべき要点が抜けていたりと
完成までに5回は添削をしてもらいました。
★スライド作成
そして、当日に向けてpptのスライドを
9分の発表時間に適当な量で準備しました。
発表時には他の院生も聞いているので
初めて聞いた人もわかることが大事です。
いらすとやのフリー素材も活用しながら
作った初作は4分しか持たなかったので
抄録用に削った内容を付け足したりして
10枚のスライドとおよそ6分半の原稿が
完成したのは発表日の前日でした。 (^_^;
★分科会
院生は5名程度のグループに分けられます。
そこには研究科の教員が2-3名割り当てられ
それはグループの誰かの副指導教員です。
院生の指導は2名体制で行っています。
審査や抄録は主教員に指導を受けますが、
RMでの指導助言は副教員が担当します。
教員のペアは学期ごとに変化するようで
前回と同じ人もいれば違う人もいました。
なので、発表を聞くのが面白かったです。
つまり、副指導教員が同じ人は
ずっと同じグループになるわけです。
★司会
分科会は院生が司会し時間管理を行います。
RMが近づきメンバー発表があると同時に
司会とタイムキーパーも募集されます。
前期は何の仕事もしていませんでしたが、
後期は司会をしようと自ら手を挙げました。
(既に挙げている人がいたのに気づかず)
台本が送られるので読めば会が回ります。
ですが、ただ読めばいい訳では無いなと
司会が上手い人を見て思いました笑
★発表
まず、1人9分以内で発表をします。
その後、副教員から質問や助言があります。
院生同士の質問タイムはありません。
約12分ほどで自分の番は終了します。
学内外から参観者が随時参観するため
時間は分単位で明確に決まっています。
最初は時間まで無言の時間があるものの
それからはどんどん時間に追われてました。
私は5人中2人目と早めの出番でしたが、
「では〇〇さん、発表準備をお願いします」
などと司会としてアナウンスしていたので
喉も温まり話しやすいと思っていました。
★ペーパーレス化
今季の目標はペーパーレス化でした。
授業中のノートテイクや発表準備など
できる限りパソコンで済ませました。
小さいメモ用紙が溢れて分からない
という事態を防ぎたかったからです。
今回のRMの資料や台本も印刷0です。
ワードで作った台本をパソコンや携帯に
送信するなどして使うことにしました。
これはいいことしたな!と思いました。
★思考を整理し言語化する
分科会で発表後の自由討議が終わると
すぐにコース全体会があります。
ここでは各分科会で討議した内容を
代表院生が発表したあと講評があります。
講評の内容は題名にあるような話でした。
倫理審査や抄録・発表資料作成を通して
研究目的や方向性の見通しをはっきり
させる機会が沢山ありました。
※RM(ふりかえり)のふりかえりもあります。
※私はブログも書いていますし笑
大学院での理論的・協働的な学びを通して
思考を整理したり、他者からの評価があり
こちらも他者の発表から学ぶものもあり
自分の取り組みを相対化(客観視)させる
ことが出来たのではと思います。
★今後
まずは先行研究をより多く仕入れておくこと
がこの2.3月にやるべきタスクとなります。
見る目安は「数百」と言われています。
どうせ家にいてもダラダラするので
2.3月は授業はない日が多いですが
元気にキャンパスへ登校する予定です。
過去に触れた(?)か新しい建物が完成して
いよいよ供用開始となるのが楽しみです。
このことにも近々触れたいと思いますが
どうも教育の一大拠点となるようです。
今学期は風邪や体調不良にはならずに
後期を終えることができてよかったです。
★M2のを参観するなど
同じ日の午後にM2つまり先輩のRMもあり
お手本にしたいと思って参観しました。
画面オフにすればいいので気兼ねなく見れ
最初から最後まで参加していました。
さすがに自由討議中は一時退席しました。
内容が実践的で精選されていて
発言や視点も鋭いものが多かったです。
さすが、M2だなと思いました。
M2の方々は実習を授業も終了しており、
既に修士論文(課題研究の報告書)も提出し
このRMを残すのみとなっていました。
まるで卒業式のような雰囲気でしたが
あとは卒業式を残すのみとなりました。
何かグッとくるものがありました。
私のコースは「援助」がキーワードであり
夜間に勉強にくるくらいなので意欲的で
さらに優しい人が多いのが特徴です。
これは代々(私で5期)続く伝統のようです。
教員も含めて「ワンチーム」といった感じで
教職大学院の4つあるコースの中で唯一
現職と学部卒の混在を前提に作られていて
他専攻より強い協働意識があると思います。
私は自分のコースが大好きです。
おわり