教職大学院生まっちゃの雑感

「みすたーの雑感」の姉妹ブログです。

飛騨路をゆく

"外国人観光客が訪れる観光地ランキング"にて

東京、大阪、北海道、京都に次ぐ第5位の場所

それがなんと岐阜県の「飛騨・高山」です。

 

岐阜には親戚の家があるのでよく行くものの

広すぎて遠出したことがなかったのですが…

思い切って飛騨の旅に出ることにしました。

 

○特急ひだ

高山までは特急ひだに乗車していきます。

滞在時間を気にしないなら日帰りも可能です。

基本は名古屋〜岐阜〜高山・富山を結びますが

大阪発着も1日1便あるのでとても便利です。

 

使用車両は'22まではキハ85系が使われていて

ハイデッカーとバブリー?さが特徴でした。

現在は新型車両のHC85系が活躍しています。

こちらは気動車と電車のハイブリッドです。

 

〇大阪ひだ

大阪発着の便は「大阪ひだ」と呼ばれており

大阪発は7:58、大阪着は19:50となります。

大阪発は朝早めでしたが2度乗車しました。

1回目はキハ85系、2回目はHC85でした。

 

朝の25号は 通勤・通学の時間帯の運行なので

京〜阪など短区間乗車の方も多くいました。

休日はもとより平日でも結構な乗車率でした。

2両なので自由席でも侮ってはいけません。

 

岐阜駅は大阪方面から高山線に直接進入できず

客を乗せたまま駅横に引き上げてから転線する

という"ビッグイベント"が毎朝行われます。

作業中に後続の米原発快速が追いつくという…

 

〇岐阜から高山線に入ります

名古屋〜岐阜 では座席が進行方向と逆向きで

乗客はその約20分は所謂ご了承が必要です。

アナウンスでも何度もお知らせされます。

岐阜からは富山まで続く高山へと入ります。

 

飛騨への旅行は'21の3月'24の4月の2回で

いずれも高山(方面)へ日帰り観光をしました。

実はひだで座席の指定を取ったことはなく、

自由席での移動をおすすめとしています。

 

〇理由は3つあります。

①トータルのコストが安いから。(そりゃそう)

②座席の作りは指定席と同じだから。

③特定特急券が使えて安いから。

 

③は岐阜〜猪谷間では自由席の価格設定が

~30km330円60km660円となります。

岐阜〜美濃太田下呂〜高山などがそれです。

普通列車が少ない特急路線あるあるです。

 

キハ85時代はモーターの振動が大きい場所では

気になる事もあり途中で座席移動しましたが、

HC85は車内の清潔さはもちろんのこと

静かで滑らかな動き気動車とは思えません。

 

〇意外とアクセスはよい

高山線は全線単線で分岐も多くありますが

高速化工事により高速度で通過できます。

乗ってる分にはまるでアトラクションです。

HCでも多少揺れますがそれも軽減したかも?

 

飛騨は未知のエリアでした。(山道…寒そう…)

はじめは下呂に行くつもりにしていました。

ですが、親戚には「高山がいいぞ」と言われ

その時初めて高山を意識し始めました。

 

25号の停車駅は、美濃太田下呂・高山です。

なので、乗ってしまえばあっというまでした。

他の準主要駅にまめに停車する便もあります。

所要時間は下呂まで1.5h、高山まで2hです。

 

実は25号の1時間前に出る普通美濃太田ゆきが

美濃太田で普通高山ゆきに10分で接続します。

これに乗れば下呂までは普通が先着です。

同じことを考えている乗客でいっぱいでした。

 

〇 景色がよい

美濃太田を過ぎると雄大な飛騨川が現れます。

右へ左へと変わるのでどの席でも見やすい!

水の色や川幅は四国の吉野川に似ています。

個人的に土讃線高山線は似ていると思う。

 

例えば自動放送による観光案内があること。

キハ85の声優はよく音声教材に登場する人で

英語版はリスニングを受けている気分でした。

HCの人は上品で綺麗な発音になっています。

 

旧国名「飛騨」と名のつく駅が沢山あること。

特に飛騨古川岐阜県最北の特急停車駅であり

「君の名は」のモデルとしても有名な駅です。

どんな街並みが広がっているのでしょう。

 

大阪発25号が岐阜で連結する名古屋発5号は

飛騨古川ゆきとして高山から北へ行きます。

ほとんどの乗客は高山で下車してしますので

引き続きの乗客はほぼいませんでした。

 

〇「君の名は」の舞台・飛騨古川

周囲を木々の生い茂る山々に囲まれた奥座敷

瓦屋根+白壁+小川という昔ながらの街並み

さすが山間部…飛び交う無数のスズメバチ

行列のできるお蕎麦屋さんはぜひまたの機会に

 

5号折り返し12号にて高山へ向かいましょう。

5号到着から12号発車まで45分程しか無いので

喫茶にて購入した朴葉味噌飛騨牛のおにぎり

をしれっと車内に持ち込んで食べました。

 

〇飛騨の小京都・高山

高山駅木の温もりを感じる建物でした。

第1印象は空気がキレイ&街並みが京都

コンビニも城下町の色合いしていました。

 

飛騨地方は冬には豪雪地帯になる場所なので

'21の3月は肌寒いくらい涼しかったけれど、

'24の4月は30℃を記録し大変暑かったです。

 

'21はコロナ期だったので閑散としていました。

登山具を担いだご年配の方が多かったですが、

'24は外国人を含め観光客のそれは多いこと。

1人で行くと少し寂しい思いをすることに…

 

「食」に関する観光を沢山してきました。

お味噌肉寿司飛騨の地酒など

地元ではお目にかかれないものばかりです。

外でお酒を買うようになったのは成長かな?

 

岐阜のお味噌は赤味噌です。

味噌蔵味噌汁の試食 みそアイスなど。

雪国かつ山国の岐阜の水は尖っているので

風味の強い赤だしが生まれたのだとか? 

 

2回ともアイスを食べながら駅に帰りました。

さるぼぼアイスは22年に登場した新名物で

抹茶味を食べましたが美味しくなかった笑

なぜか時間に追われながら食べることに。

 

★合掌造り('21)

合掌づくりミュージアムにも行ってみました。

あの場所だけ大和? 弥生?時代のそれでした。

近くで見るやはり合掌造りは壮大でした。

30分に1本のバスの合間を縫って見ました。☔️

 

★さるぼぼ

店先に置いてあり、まるでマスコットキャラ。

以外にも色々な色があることを知りました。

金運だとか恋愛だとか違うようです。

 

下呂温泉

'21に行ったのは高山だけですが良かったので

「次は下呂に行きたいな」と思っていました。

というわけで'24下呂にも寄って帰りました。

ついでに日帰り入浴して帰ることにしました。

 

列車から見る温泉はホテルしか見えませんが

=宿泊しないと楽しめないと思っていた

ちゃんと街も形成されていて巡りやすい作り

なのだということを降りて感じました!

 

「白鷲乃湯」430円〜で入浴可能でした。

名湯を味わうべく頑張って20分入浴しました。

時間を考えなければ岐阜から2,500円です。

思い立ったら行ける心の近さはあります!

 

下呂ではメロンパンアイスを買いました。

お土産にはバスミルクフェイスマスクなど

お風呂系のお土産屋さんがあったので

散策しながらお買い物も楽しみました。

 

〇おまけ

岐阜の人は電車のマナーが微妙かも…?

すげーでかい声で知識を披露するおっさん

新聞紙を下に引いて座るおばあちゃん

普段自家用車で移動してるからかな…?

 

〇帰りの便で

当然帰りもひだで帰ることになりますが…

高山16時台発という丁度いい時間にしかも

名古屋/大阪行きという素晴らしい便があり

自由席の民としては混雑必至が怖いところ

 

私は岐阜から帰る時に使うことがあり

キハ85時代しか経験がありませんが

直通の在来線は大阪ひだしかないので

夕方遅いのは難点ですが重宝します。

 

今回は岐阜に帰ればいいので1便ズラして

その間に下呂温泉で入浴ができました。

意外と18号も自由席はほぼ満席で困りました。

私は1人なのであれですが複数人なら特に。

 

途中駅から家族連れが乗ってきたのですが

混雑でバラバラに座ることにされたようで

中学生?の女の子が隣に座ってきました。

よっぽど眠たかったのか右に左にこっくり

 

自分の方にも思いっきり寄りかかってきて

眠気ってすげーな(男の人にもおかまいなく)

キハ85時代は下り列車の方が酔いましたが

HCはそれくらい良い車両だったのでした。

 

おわり