✨第2日目✨
☆早朝の移動 ⏰5:00
イランカラプテ☀️
肌寒い(6℃)中、着込んで稚内駅へ。
駅と車内は暖房がとても効いていました。
3.5h程の乗車を前にセコマで買い出し。
お菓子大量購入&トイレを済ませ車内へ。
☆特急サロベツ
列車名サロベツは広大な自然が残る場所で、
サル・オ・ベツ(葦原を流れる川)が語源の、
いまだに覚えられませんが…。
4両編成(自由席1両、指定席3両の4両)で、
最後尾0.5両=半室がグリーン車です。
私はえきねっとの使い方を伝授してもらい、
半額の¥4,990で指定席に乗りました。
最後尾の半室指定席最後列を確保しました。
☆稚内発車 ⏰6:36
今回の最大の目的地だった稚内を後に。
本当に楽しい貴重な時間でした。
これ以上することない位巡ったけど、
もうちょっと長くいたいよね笑。
自分の号車は幌延まで貸切状態でした。
後は名寄で5人ほど乗車したくらいです。
ずっと同じ場所にいるのも退屈なので、
時々席を移って景色を見ていました。
☆駅間が長い
停車駅Aから停車駅Bまで30分以上かかります。
早朝の暖房の効いたロングランにうとうと。
途中駅の通過も全く気づきませんでした。
ほとんど寝ていました(白状)。
☆各駅名に由来がある
アイヌ語の法則等を知りたいがために、
既に廃止された駅も復活させまして、
一覧にしました。見ていきましょう。
※ソースはwikiなど様々
【稚内】
ヤム・ワッカ・ナイ(冷たい,水の,沢)
【南稚内】
稚内より南側
【抜海】
バッカイ・シュマ(子を背負うもの)
→抜海岩の形からきている。
【勇知】
イ・オッ・イ(それ=蛇,多い,ところ)
ーーーーーここまで稚内市
【兜沼】
駅最寄りの湖の形から
湖名:サロベットウ→サロベツ?
【芦原(廃)】
サラ・オマ・ペッ(芦原にある川)
【徳光(廃)】
地名は福光だった。
【豊富】
エベ・コロ・ベツ(魚が"豊富な"川)
天然資源の「豊富」さから
ーーーーーここまで豊富町
【下沼】
パンケ・トゥ(下流にある沼)
沿線にパンケ沼という沼もある。
【南下沼(廃)】
下沼より南側。
【幌延】
ポロ・ヌプ(大平原)
【上幌延(廃)】
【南幌延】
幌延より南側。
【安牛(廃)】
ヤス・ウス・シ(魚をいつも掬う所)
川上りした鮭の網引き場があった。
【雄信内】
オ・ヌプ・ン・ナイ(川尻に原野のある川)
【上雄信内(廃)】
旧地名のタンタサモナイの由来は、
タンタ・サム・オ・ナイ (今,和人,いる,沢)
雄信内地域で天塩川より上流
【糠南】
ヌプカ・ナン・ペッ(原野の冷たい川)
ヌカナン自体が川を指すよう。
【問寒別】
トイ・カム・ペッ(土の被さる川)
ーーーーーーここまで幌延町
【歌内(廃)】
ウッ・ナイ(肋骨のような流れの川)
【下中川(廃)】
【天塩中川】
テッシ・オ・ベツ (梁,多い,川)
岩が梁のように横断して見える。
昔はポン・ピラ(小さい崖)→誉平へ。
ポンピラと付く名の施設や温泉がある。
【琴平(廃)】
アイ・オマ・ナイ(イラクサある川)
→アユマナイ
航運の神、金毘羅神を祀った
【佐久】
サッコ・タン・ナイ(夏,村,川)
漁のため夏だけ対岸で暮らした。
ーーーーーーここまで中川町
【筬島】「おさしま」と読む。
オサ・ニコン・ナイ
ピラケ・シマ・ナイ が合わさった説
【音威子府】
オ・トイネ・プ (川口の濁っている川)
「音威子府そば食べてみたいな。」
【咲来】さっくる
サク・ル(夏,道)
夏にオホーツク海へ出る交通路だった。
【天塩川温泉】
南咲来から改名
ーーーーーここまで音威子府村
【豊清水(廃)】→信号場
ぺ・ペケン・ナイ(水が,清澄な,川)
豊かな清水、ペペケンナイ川を指す。
昨日J氏が乗ってきたやつ。zzz
【恩根内(廃)】
オンネ・ナイ(親なる,川)
川は天塩川対岸の小川を指す。
【紋穂内(廃)】
モヌ・プオ・ナイ(小さい,野に,ある,川)
川はパンケニウム川を指す。
【初野(廃)】
部落の名前由来とされるが真偽不明
【美深】
ピウカ (石の多い場所)
【南美深(廃)】
美深より南側
ーーーーーーここまで美深町
【智北】
智恵文の北にあるため
【智恵文】
チェプ・ウン・トゥ(魚,入る,沼)
→沼は智恵文沼を指す。
【北星(廃)】
北山から改称
【智東(廃)】
当時の智恵文村の東端にあった
【日進】
和人が入植し「日進月歩」から。
【名寄】
ナイ・オロ・プトゥ(川の,所の,口)
宗谷本線の主要市街となっています。
運転手交代で2分停車、外の空気を吸いに。
【名寄高校】【東風連(廃)】略
※東風連を名寄高校寄りに移設した。
【風連】
フレ・ペッ(赤い,川)
ーーーーここまで名寄市
【瑞穂】
地区名から
【多奇】
タイ・オロ・オマ・ペッ(林中にある川)
川はタヨロマ川を指す。
【下士別(廃)】
【士別】
シ・ペッ(大なる川)
士別川+剣淵川=天塩川
札幌7:30発特急宗谷稚内行きと行き違い
ーーーーここまで士別市
【北剣淵(廃) 】略
【剣淵】
ケネ・ペッ(ハンノキ, 川)
【東六線(廃)】
基線から東に6線の位置
ーーーーここまで剣淵町
【和寒】
ワッ・サム(オヒョウニレの木の傍)
【塩狩】
ーーーーここまで和寒町
【蘭留】
ラン・ル (下る,道)
→塩狩峠から下る。
【北比布(廃)】略
【比布】
ピピ・ペッ(石のゴロゴロしてる川)
【南比布(廃)】略
ーーーーこここまで比布町
・永山系
タンネ・メム(長い,泉池)
【北永山】【永山】【西永山(廃)】
・旭川系
チュク・ペッ(太陽,川)
ーーー以上、旭川市
ふぅ…。
終点、旭川まで見ていきました。
旭川到着は10:19でした。
☆宗谷本線 駅名から見た特徴
北海道の地名はアイヌ語が元になっている。
というのは有名な話かと思います。
現在の地名になっていますよね。
アイヌ語として見てみると、
明らかに川を意味する地名が多いです。
駅名につく「上」「下」も川が基準です。
そして、魚もよく登場します。
どんな魚が採れたのでしょうか?
アイヌ民族にとって
川は重要な道標、魚は重要な食糧であり、
生活に不可欠な自然だったと想像できます。
他には、沢、池、沼、岩、木など…
川を意味する言葉の中でも、
・ベツとペッは「別」
両者は聞いた人の間の誤差でしょう。
・ナイは「内」
となっていることもわかりました。
ルが「道」、幌は平野を指すのか?
こういった漢字の付く北海道の地名は
川に関係していると言ってもよいかも。
意外なのは「雪」関係の言葉は見当たらず
むしろ「夏」に触れている地名が2,3あり、
"アイヌ民族にとって夏がいかに貴重か"
ということが地名からわかります。
美深町には美深駅しか現存しません。
また名寄以北では智恵文と勇知以外の
非特急停車駅が廃駅の候補となっています。
乗ってみての個人的な意見ですが、
ご利用状況で廃「駅」は仕方ないとしても
廃「線」にはならないだろうと思います。
稚内が本州最北端=国防の要なので。
特急列車はこれを2時間で走ります。
南風: 高知〜児島 ひだ: 岐阜〜高山
と同じ位の運行区間&所要時間です。
到着して一息つきたい距離感です。
特急の所要時間は1.5時間ですから
ほぼ同じくらいの行程が残っています。
非常に遠い道のりだと実感しました。
旭川では、再びJさんと合流し、
旭川観光を楽しみました。
つづく